チベットの核

服役者の核施設での労働

1960年代、1970年代に、政治犯を含む服役者たちが、中国の基本的な核施設を建設するのに駆り出された。アムド(青海省) にある複数の巨大な強制労働収容所は、必ず核ミサイル用地に隣接している。テルリンカにあるミサイル格納庫の隣には、「テルリンカ・ファーム」と呼ばれる強制労働収容所がある。中国には三つの大規模な強制収容所が存在するが、「テルリンカ・ファーム」はその一つで、収容されている服役者の数は、推定十万人にものぼる。

中央アムドには、大ツァイダムと小ツァイダムにそれぞれ核ミサイル用地があるが、そこにはやはり相当の大きさの強制収容所が存在する。かつて中国で政治犯であったハリー・ウーは、こう証言する。

「アムドにある労働更正施設では、服役者が放射能を帯びた鉱石を採掘させられていた。服役者たちは核実験用地へ強制的に送り込まれ、危険な作業をさせられていた」

甘粛省蘭州にある核施設でも、一般の服役囚、政治囚が労働力として利用されている。アメリカの「インターナショナル・キャンペーン・フォア・チベット」は、1993年、ロプ・ノール、「第9学会」、そして蘭州にある核軍事施設の建設のために、服役囚が働かされていたことを確認している。


チベット亡命政権情報・国際関係省環境開発部(EDD)発行
「グリーンチベット」1998年ニュースレターより

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