チベットの核

ラサ周辺とコンポ・ニンティ

ラサのミサイル地下格納所

ドティ・プゥDhoti Phu) は、ダプチ(ドラプチ)刑務所の北西3.5キロメートルのところに位置し、セラ僧院の西からわずか1キロメートルしか離れていない。ドティ・プゥは、60年代から70年代にかけてその存在が知られるようになった。20から25台のトラックがキャンバス地にくるまれた長い物体を積んで格納用地に入っていくのが時折目撃されている。このような車両が走行するのは夜間のみである。ドティ・プゥにあるより高度な設備が整った複合施設には、地対空、および地対地ミサイルが格納されていると報告されている。ラサでは、8月1日の建軍節(Chinese Army Day)には、このようなミサイルがミサイル誘導車両に多数搭載され公開された。

コンポのミサイル

チベット自治区コンポ・ニンティKongpo Nyingtri)のパイ(Payi)という町には、大規模な地下ミサイル格納センターが配備されている。その機密コードは809で、成都軍事後方部の管轄である。配給品は成都から第17、18、20輸送部隊により運ばれているが、1部の配給品はラサから運ばれている。パイの山麓付近では丈の低いバラックが複数目撃されているが、この付近には地下の格納施設への入り口が設けられている。輸送部隊所属の軍車両が長い列を連ね、格納施設に入っていく様子も確認されており、施設に新しい配給品が届くと施設内での運転が開始される前に、施設外と格納内の運転手が交代する仕組みになっている。

地対空ミサイル、および地対地ミサイルが、この用地に格納されていることが報告されている。軍事演習ではこのようなミサイルが、施設から多数運び出されている。一時期、約80基ものミサイルが目撃されたこともあったが、このとき4基のミサイルを搭載したトラックが20台使用された。ミサイルの長さはトラックの1.5倍ほどで、安定翼が取り付けられたものもあった。演習期間中、ミサイルは予め設定された射的に対し水平、垂直方向に発射された。


チベット亡命政権情報・国際関係省環境開発部(EDD)発行
「グリーンチベット」1998年ニュースレターより

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