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米大統領が習近平主席にチベット人の人権問題を提起

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(2014年11月13日)

 

ダラムサラ:バラク・オバマ米大統領は水曜に北京で行われた中国の習近平国家主席との合同記者会見で、チベット問題について言及したと人民日報が伝えている。

オバマ大統領は会見の中で、「米国はチベットの独立を支持しないが、中国政府に対し、チベット人の文化、宗教、言語を保護する措置を求めた」と述べた。

また、オバマ大統領は、習主席とこれら諸問題について大変有意義な意見交換を行い、習主席に対し、ニューヨーク、パリ、香港、世界中のどこにあっても全ての人が生まれながらにして持つ自由や権利を求めて声を上げることが大切であると伝えた。

さらに、「歴史を振り返ると、少数民族や少数派宗教も含めた国民全体の権利を守る国家が、結局は、より大きく繁栄、成功し、国民の希望を実現している」述べた。

今年2月、オバマ大統領はダライ・ラマ法王と会見し、米国はチベットの宗教的、文化的、言語的伝統の保護を支持することを再度述べた。

 

大統領はまた、ダライ・ラマ法王の中道的アプローチを支持し、中国政府はダライ・ラマ法王の代理者との条件を設けない建設的な対話に臨むべきであると述べた。ダライ・ラマ法王にチベットの現状を尋ね、法王から現状を説明されると、オバマ大統領は、チベットおよび中国のチベット人居住区で人権問題が深刻化する状況に、深い遺憾の意を表した。


(翻訳:植林秀美)