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欧州議会、中国国営植民地的寄宿制学校におけるチベット人児童の強制同化を非難する決議を採択

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2023年12月14日

ブリュッセル:欧州議会は木曜日、 チベットの中国国営寄宿制学校におけるチベット人の子どもたちの抑圧的な強制同化を非難する決議を賛成多数で採択しました。この決議は、水曜日に欧州議会議員によって開催された活発な議論の結果を受けたものです。決議案は賛成477票、反対14票、棄権45票で採択されました。

決議は、約100万人のチベット人の子どもたちの強制同化の事例について焦点を当てていますが、習近平政権下でのチベットの人権状況が悪化の一途をたどっていることも指摘しています。

決議では、中国政府に対し、チベットにおける寄宿制学校制度の即時廃止を求めるとともに、欧州理事会とEU加盟国に対し、寄宿制学校に関与した中国政府高官に的を絞った制裁措置を採択するよう求めています。

この決議案は、今年3月にダラムサラを訪問した欧州議会代表団の一員であるリニュー・グループのサリマ・イエンボ欧州議会議員によって提案され、他の政治団体の支持を得ました。

チベット事務所ブリュッセルのゲンカン代表は、この決議案を歓迎し、中国の国営寄宿制学校に通う約100万人のチベット人の子どもたちの強制同化に関して時宜を得た決議について、欧州議会に感謝の意を表明しました。この決議は、中国政府によるチベット人の基本的権利の継続的かつ深刻な侵害にスポットライトを当てています。

決議文の全文はこちらからご覧いただけます。


(翻訳:仁恕)