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日本在住のチベット人らが国際人権デーを祝賀

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2023年12月11日

東京:在日チベット人コミュニティは、ウィグル人、香港人、南モンゴル人の他、世界中の抑圧を受けているコミュニティと共に第75回世界人権デーを記念して祝賀し、同日、東京の新宿において平和を求めるデモ行進を行いました。

ダライ・ラマ法王日本・東アジア代表部事務所のタシ・ヤンゾム事務局長は、ダライ・ラマ法王のメッセージを英語で読み上げ、その際、チベットハウス・ジャパンの長谷川直子氏が日本語訳文を朗読しました。

メッセージの中でダライ・ラマ法王は、「世界人権宣言において、全人類は、貧困と恐怖から解放される権利を有することが断言されています。これらの人権は、包括的、相互依存的でありながら、普遍的なものです。私たちは、人類の調和や相互に関連し自然法則の中に見られる相関性についてより深く理解するという観点から、地球規模の問題に対処するための国際的な行動を必要としています。」と述べられました。

12以上の国と地域社会の代表者が、それぞれの国や地域における人権侵害の状況について詳しく述べました。民主中国陣線、日本ウイグル協会、南モンゴルクリルタイ、Stand with HK@JPNの各代表は、国際社会に対して中国共産党による残虐行為と民主主義の破壊について注視するよう呼びかけました。ミャンマー、カンボジア、ウクライナ、イラン、ベラルーシ、台湾、北朝鮮などの抑圧を受けている各コミュニティの代表らは懸念を表明すると共に、来年ジュネーブで開催予定の普遍的・定期的レビュー(UPR)において、こうした各地域における人権侵害に対処するよう世界の指導者らに呼びかけました。

約200名による平和を求めるデモ行進は、新宿中央公園からスタートし、各国や地域の旗を振りスローガンを唱えながら新宿の中心街を踏破し人々の注目を集めました。

ダライ・ラマ法王日本・東アジア代表部事務所による報告

ダライ・ラマ法王による声明を読み上げるタシ・ヤンゾム事務局長
ダライ・ラマ法王による声明文の日本語訳を朗読するチベットハウス・ジャパンの長谷川直子氏

オリジナル記事


(翻訳:仁恕)