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在日チベット人、東京で「チベット蜂起の日」65周年ピースマーチを開催

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2024年3月11日

集会で挨拶するアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表

東京: 2024年3月10日、東京では在日チベット人コミュニティ(TCJ)とSFTJ(スチューデンツ・フォー・フリー・チベット・ジャパン)の共催で、チベット民族蜂起65周年記念日のピースマーチが開催された。多くの日本人やウイグル、南モンゴルコミュニティの代表も参加した。

東京ウィメンズプラザ第一会議室にて集会が行われ、チベット国歌斉唱に続き、真実の祷り「デンツィク・メンラム」が歌われた。また、自由と正義のために戦い、犠牲となったチベット人に敬意を表し、1分間の黙祷が捧げられた。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、チベットの歴史におけるこの重要な日を記念する集会への参加と支援に、歓迎と感謝の意を表した。また、世界中のチベット人が今日この日を記念しているのは、チベットの自由のために戦った勇敢な同胞を思い出すためであり、中国指導部にチベット人が自国を忘れていないことを思い出させるためだと語った。

続けて、中央チベット政権内閣の声明文の要旨を日本語で読み上げ、声明文のコピーが参加者に配布された。アリヤ代表は、今年1月の国連第4回普遍的・定期的審査(UPR)において、日本がチベット、ウイグル、香港における人権侵害について、中国を非難する声明を発表したことを報告した。そして、日本政府と国会議員、日本国民の支援に感謝の意を表した。

TCJ代表のテンジン・シェラブ氏とSFTJ代表のツェリン・ドルジェ氏は、チベットの状況の悪化と、中国がチベットに植民地的寄宿学校を設立し、チベットの言語、宗教、文化を壊そうとしていることについて述べた。

ピースマーチは、「フリーチベット!」「U.N.O! We want Justice!(国連!我々は正義を求める!)」「チベットでのダム建設を中止せよ!」などのスローガンを掲げながら、賑やか渋谷の街を進んだ。

午後、参加者たちは東京の中国大使館前で抗議活動を行い、中央チベット政権内閣の声明文を大使館に投函した。

三重県や愛知県、茨城県、埼玉県など遠方から参加したチベット人や日本人サポーターの中には、普段、東京で開催されるイベントにあまり参加できないため、このチベット民族蜂起記念日のピースマーチには必ず参加するようにしていると話している人もいた。

また、夕方には、アリヤ代表が在韓チベット人が開催したチベット民族蜂起記念日オンライン集会に参加し、チベットで自由と正義のために戦うチベット人と犠牲となったチベット人へ敬意を表した。

-チベットハウス・ジャパンによる報告

3月10日に東京で行われたピースマーチの集合写真

中国大使館前で抗議活動をするチベット人と日本人サポーター
集会が行われた東京ウィメンズプラザ第一会議室
3月10日チベット民族蜂起記念日オンライン集会に参加した在韓チベット人

オリジナル記事


 

(翻訳:N.H.)