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内閣主席大臣、ベルリンのチベット人と支援者に感謝

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(2011年2月18日)

内閣主席大臣(カロン・トリパ)サムドン・リンポチェ教授は17日、ベルリン在住のチベット人およびチベット支援者に対して感謝を述べるとともに、チベットの支援継続を呼びかけた。

主席大臣は、急変するアラブ世界の例を挙げ、世界情勢は今めまぐるしく変化している、と述べた。中国の全体主義も自然の法則に反して永遠に存続することはできない。中国がポジティブな変化を遂げた時、チベット民族にも必ず自由が訪れる。その時期を予測するのは難しいが、中国本土が急速に変化していることを鑑みれば中華人民共和国の全ての人々が自由を得るという夢が実現する日もそう遠くはないだろう、と教授は語った。

若い世代の民族意識について質問が出されると、驚くべきことに若者の熱意は年輩のチベット人のそれに勝っているようだと主席大臣は答えた。

チベット内部にいる50歳以下のチベット人はダライ・ラマ法王を見たこともなければチベット古来の文化に触れたこともない。中国政府に言わせれば彼らは赤旗の元に育った人々だ。しかしそれにも拘らず彼らはダライ・ラマ法王とチベットの伝統文化に対して厚い信仰心を抱いている。

主席大臣は、2008年にチベットで起きた抗議デモに参加した人の80%が40歳以下の若い世代であったことを指摘した。

西洋諸国で育ったチベット人の中にはチベット語を話せない若者もいるが、彼らはより熱心に活動に参加するし、チベット民族の自由回復のためならどのような努力も厭わない。若い世代は他の世代と同じ、あるいはそれ以上の民族意識や情熱を持っていると言えるかもしれない。私は私自身の経験を通じてそう感じている、と主席大臣は語った。


(翻訳:中村高子)