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ノルジン・ドルマ大臣、中谷元氏の国際人権問題担当補佐官就任に祝意

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2021年11月22日
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
スタッフレポーター

中央チベット政権、情報・国際関係省 ノルジン・ドルマ大臣

中央チベット政権の情報・国際関係省ノルジン・ドルマ大臣は、本日、岸田文雄首相が、国際人権問題担当の首相補佐官に元防衛相で国会議員として長いキャリアのある中谷元氏を起用したことに祝意を表明した。

ノルジン・ドルマ大臣は、「国際人権問題担当の首相補佐官に中谷氏が就任されることに、中央チベット政権を代表して心よりお祝い申し上げます。」と述べた。

ドルマ大臣は、「中谷氏は長年、日本の国会議員として、また防衛大臣として、チベット・東トルキスタン・南モンゴル・香港における人権侵害問題を提起されてきました。このたびの国際人権問題担当補佐官へのご就任は、この素晴らしい努力が評価されたものでありましょう。また氏のご就任は、世界の人権と正義を守って行くという、日本の強い決意の証しでもあります。」「中谷氏の就任によって、世界の人権問題は大きく前進し、中国の重大な人権侵害に対する責任を追求する国際的な取り組みは着実に強化されることでしょう。このことは、世界のリーダー達、とりわけ日本は人権侵害を容認しないという強いメッセージでもあり、チベット人をはじめとする中国の抑圧された人々にとって大きな希望の光となっています。」と続けた。

ドルマ大臣は、「昨年、IPAC(対中政策に関する列国議会連盟)の共同書簡の中で、チベットにおける強制労働に関して中国への非難を表明されるなど、チベットの自由のための活動に対するご支援をいただきました」と、前大臣に対してもチベット人の感謝の意を伝えた。

加えて、「中国は国際的な影響力を強めていますが、その一方で、チベット人をはじめとする抑圧された人々の人権を、説明責任を果たすこともなく侵害し続けています。私たちは、中谷氏が鋭い視点で人権問題を注視し、ご自身の専門知識と経験を生かして、チベット人の苦しみを和らげ、中国の人権侵害に肉迫する努力を惜しまないであろうことを確信しています。」と締めくくった。


(翻訳:美濃部直子)