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チベット人と日本人、地震と津波の被害者のために共に祈る

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(2011年3月19日 東京)

日本のチベット人コミュニティは東京の護国寺で祈祷会を催し、不安な状況の中、60人がこれに参加した。地震の被災者のための同様の祈祷会はダラムサラをはじめとするインド各地域の僧院でも開かれている。

ダライ・ラマ法王代表日本代表部事務所ツェワン・ギャルポ・アリヤ事務局長は、「このたびの災害で失われた全ての命のためのものであり、同時に、早期の復興を祈り、被災地域で今も苦しんでいる人々のためのもの。チベット人は、困難な状況にある日本の人々に共感と連帯の念を伝えたく思います。日本は常に、海外の自然災害の際には寛大な援助をしてきた国です。今、世界はその恩を日本に返すべき時です」と語った。

日本におけるチベット人コミュニティーロサン会長は、参加者に感謝の意を表し、小林住職とともに祈祷の音頭を取った。護国寺における4時間の祈祷会においては、チベット語と日本語で何度も般若心経が詠唱された。

日本人参加者は祈祷会の主催者とチベット人参加者に感謝の意を表明した。参加女性は、空前絶後の災害被災者のために、ダラムサラで祈祷会を催したダライ・ラマ法王に涙ながらに謝辞を送った。

3月11日に日本の東北地方を襲ったマグニチュード9.0の地震と、その直後に発生した津波により数千人が死亡し、公共施設等にも甚大な被害が生じた。現在も日本政府は、福島の原子力発電所の爆発を防ぐための懸命の努力を続けている。


(翻訳:吉田明子)