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チベットハウス・ジャパン代表「チベットのために声を上げてくれた曹渓宗(韓国最大の仏教宗団)に感謝」

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2023年11月2日

 これは韓国ニュースの英語翻訳です。出典:仏教新聞の オリジナルレポートはここをクリックして下さい。

(左から)ム・グァン老師、ジュ・ギョン老師、チベットハウス・ジャパン代表のアリヤ博士、ゲシェ・ナムカ師

ソウル:チベットハウス・ジャパン代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、韓国仏教曹渓宗中央評議会議長のジュ・ギョン老師および同評議会のメンバーらと11月2日にソウルで会談した。

アリヤ代表は、チベットにおける人権侵害問題に対する懸念と注視に対し、ジュ・ギョン老師と会員に感謝の意を表した。チベットハウス・ジャパンはダライ・ラマ法王の連絡事務所であり、チベットと東アジアの他の国々との間の交流調整に責任を持っている。

これに先立ち、中央委員会委員長と常任委員会、特別委員会の委員長は、6月にチベットを訪問した韓国民主党議員がチベットにおける人権侵害が「過去の出来事」と発言したことに対して強い遺憾の意を表明し、謝罪を求めた。声明発表直後、その民主党国会議員らは「チベット問題で心を痛めている仏教徒に申し訳ない」との声明を発表し、謝罪した。

チベットハウス・ジャパン代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ氏は初めて訪れた韓国で、「チベット問題は依然として深刻であり、一部の韓国議員の発言は多くの批判を引き起こしている」と語った。 「あの声明発表以来、韓国でも問題となっており、チベットへの懸念を表明したすべての人々に直接感謝の意を表したい」と述べた。

「私たちは物質的に豊かな時代に生きていますが、世界の平和と調和には仏教の教えがこれまで以上に必要です」とアリヤ氏は述べ、中国政府によるチベットでの人権侵害に対し引き続き注視するよう求めた。

ジュ・ギョン老師からアリヤ博士への贈答風景

アリヤ・ツェワン・ギャルポ氏はチベット亡命政府の公式シンクタンクであるチベット政策研究所の元所長で、2020年5月からダライ・ラマ法王日本代表部事務所 日本・東アジア代表を務めている。

中央仏教会議会長のジュ老師は「独断的な思想を持つ指導者によって戦争などの問題が引き起こされている」と述べ、チベットに対する共感を表明した。

「多くの人がダライ・ラマ法王の訪韓を望んでおり、我々もそれを検討しているところです。ダライ・ラマ法王が時々は韓​​国を訪問できることを祈念しております」とし、「今後、韓国仏教界はチベット仏教をルーツを同じくした兄弟のように思い、共に祈りを捧げるでしょう」と述べた。

アリヤ氏は「韓国人にとって、チベットは仏教という共通の絆があるため遠い国ではない」とし、さらに「機会があれば寺院宿泊をして韓国の仏教を紹介したい。チベット仏教との良好な関係を継続していきましょう、そのことで仏教の知恵と慈悲を分かち合えるはずです。」と付け加えた。

会合には韓国中央仏教協会上級副会長のム・グァン老師と事務局長のソル・ド老師も出席し、チベットハウス・ラブスム・シェドゥプリン所長のゲシェ・テンジン・ナムカ師が通訳を務めた。

オリジナル記事


(翻訳:samsara)