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チベットにおける人権報告(2015年9月分まとめ記事)

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チベット文学サイトがシャットダウンされる


2005年に若いチベット人のグループによって設立されたウェブサイト 「Choemi」(または、「バター灯」)は、2015年8月18日に中国当局によってシャットダウンされました。

ウェブサイトの主格創設者であるチベットの作家クンチョク・ツェペルは、伝えられるところによれば、「国家機密漏洩」の罪で2009年に懲役15年の刑を宣告されました。投獄前に、中国当局は彼の家を襲撃し、彼のコンピュータ、携帯電話やその他の個人的所有物を押収しました。当局は、政治活動への関与疑惑のためにクンチョクを拘束し、拷問しました。

ンガバ郡のチベット人抗議者に対する中国当局の取締り


ンガバ郡の人権問題の状況は、中国の多数の武装警察の配置とンガバ郡へ情報の提供とンガバ郡からの情報発信の不能を目的とするインターネットサービスの遮断により悪化しました。チベット人抗議者達は恣意的に逮捕され、その所在の多くが未知のままです。

9月7日には、キルティ修道院の19歳の僧侶、ロブサン・ケルサンがチベットの自由を求めて抗議を行い、その後まもなく逮捕されました。この抗議の2日後、キルティ修道院の別の若い僧侶、ジャンペル・ギャツォがンガバ郡ゾンカの路上で、ダライ・ラマ法王の肖像画を抱え、チベットの自由のために行進しました。中国の警察はすぐにその場に到着し、彼を逮捕しました。

その翌日の9月10日、キルティ修道院の20歳の僧侶アドラックは、ゾンカの路上でチベットの自由とダライ・ラマ法王の長寿を求めるスローガンを叫び、逮捕されました。さらに、別の22歳の僧侶、ロブサンは、中国政府に対して1人デモを行い、午後6時(現地時間)に逮捕されました。 また、アイ・グモとされる64歳の高齢女性も拘束されました。彼らの現在の居場所や状況は不明のままです。そして、9月11日には、中国の警察は理由もなく5人のチベット人を逮捕しました。後にこのうち4人は釈放されましたが、残る1人、22歳のロブサン・ソナムは非公開の場所で拘束されたままです。

9月13日には、22歳のデキ・ドルマは、ンガバ郡の中国抑圧的な支配に対する1人デモを行いました。


(翻訳:ガン・キー)