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ダラムサラで焼身抗議者サンゲ・カー氏の法要

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(2014年12月18日)

 

ダラムサラ:地元チベット人とチベット人支援者らが今日、法要を行い、チベット人の焼身抗議者と、政治犯とみなされ今も抑圧に苦しむチベット人への祈りを捧げた。

チベット亡命政権が主催したこの法要は、ナムギャル僧院の元精神的指導者ンガワン・タシ師が執り行った。チベット亡命政府の内閣、最高司法委員会委員、チベット国民会議議員らが出席した。

この法要では、12月16日に焼身抗議を行った、34歳チベット人男性のサンゲ・カー氏に祈りがささげられた。

主席大臣に代わり、ツェリン・ドゥンドゥップ大臣は、チベットでの焼身抗議による死亡者に深い哀悼の意を表した。

「チベット亡命政権はこれまで何度も焼身などの過激な抗議活動に訴えないように呼びかけてきたが、2009年以降、サンゲ・カー氏を含む133人のチベット人が、中国政府の抑圧的な政策に対して焼身抗議を行った。133人のうち、114人は死亡し、その他は今も重症か明らかになっていない。中国の刑務所に収容され、公にならない暴行を受けているチベット人政治犯は数百人に上る。ここに会した私たちは今日、焼身抗議を行った人々、中国の刑務所に拘束され今も苦しむ人々のために、祈りを捧げる」


(翻訳:植林秀美)