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ダライ・ラマ法王謁見後に中国人が得た、チベット問題への真の理解

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(2014年2月26日 CTA

ダラムサラ: 「ダライ・ラマ法王とチベット難民の方々にお会いしてから、チベット問題を真に理解した」と、オーストラリアにある中国チベット友好協会の中国人関係者は語る。

2月23日シドニーで開催された友好協会のミーティングで、協会代表のメレック氏は、「中国滞在中、私は中国政府が主張する、チベットは逆進的で残酷な社会であり、中国政府がチベットの人々に発展と幸福をもたらしている、という主張を信じていた。しかしオーストラリアでダライ・ラマ法王とチベット難民の方々にお会いできる機会に恵まれた。その時に中国政府のプロパガンダでいっぱいだった私の思考は開けた。現在はチベット問題について明確に理解している」と語った。

中国政府に間違った方向へ導かれた中国の人々が真実を知る手助けをすることは我々の責任だ、とメレック氏は述べた。

在オーストラリアチベットコミュニティの代表者たちは、中国の人々からの継続的チベット問題支援に感謝している。彼らは中国チベット友好関係の強化と、チベット問題に関する中国政府のプロパガンダに対して更に取り組んでいくことを誓った。キャンベラにあるチベット事務所の中国人連絡担当者、ダドン氏もミーティングに参加した。

友好協会によると、チベット暦の正月にあたる3月2日に、チベット語、中国語、英語の新しいウェブサイトを立ち上げるそうだ。この目的は、中国の人々がチベットの文化、言語、宗教を含むチベット問題を異なる角度から理解できるようにすることだ。

2月25日、ダライ・ラマ法王はロサンゼルスで行われたウォールストリートジャーナルのインタビューで、「13億人の中国の人々は、まさに今何が起こっているのか知る権利がある。彼らは善悪の判断がつけられるし、検閲は有害な制度である。差し当たり、中国の司法制度を国際標準レベルまで引き上げることが重要だ」と述べた。

新しい中国の指導者・習近平国家主席について問われると、ダライ・ラマ法王は、習氏は現実的な人だと聞いている、と語った。汚職に対して勇敢に立ち上がり、最近の三中全会において、貧困層にある農民と司法制度の改善に対して前向きな検討を見せたことに触れた。


(翻訳:TY)