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ダライ・ラマ法王、サダムフセインの死刑に反対

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(2007年1月18日 ANI)

[マヌ・バンクル(インド)]チベットの精神的指導者ダライ・ラマ法王は、チベット自治への要求を再度表明した。

「私は、独立を求めていません。実際のところ、私は中国政府や、中国の安定や統一の手助けをしているのです。ですから、現実問題として、私は「反中国」ではありません。」

この日、新たに建設される仏教学校の礎石を置くセレモニーのためにインド・アガルタラの街マヌ・バンクルを訪れていたチベットの指導者ダライ・ラマ法王は、「私は、中国と敵対などしていません。私が目指しているのは、チベットの自治を確立することです。」と続けた。

サダム・フセインの死刑執行(※注)について尋ねられると、「私は、常に死刑には反対です。」とコメントした。

「とても悲しいことです。大変、悲しいことです。私は、一貫して死刑反対の立場をとっています。アムネスティー・インターナショナルが、死刑の全面廃止に向けて国際的な活動を行なっていますが、私はそれに賛同して署名した一人です。ですから、私は死刑執行には常に反対です。」とダライ・ラマ法王は述べた。

※注:サダム・フセインは、1982年、イラクのドゥジャイル村でシーア派の住民148人を殺害した罪で、2006年12月30日、絞首刑に処された。