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カンゼ・タウ地区尼僧、焼身自殺の悲劇

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(2011年11月24日)

11月3日午後12時40分ごろ、カンゼ(甘孜)・チベット自治区(TAP)のタウ(道孚)地区で、尼僧が焼身自殺をはかった。自治区内の宗教的自由および人権の抑圧が続くなか、中国政府に対する抗議を示したもの。

パルデン・チョサン(35)は、「チベットに自由を」、「ダライ・ラマ法王万歳」、「ダライ・ラマ法王のチベット帰還を」などのスローガンを叫び、タウ地区ナムギャル大仏塔近くで自らに火を放った。

最新情報によると、尼僧チョサンは重度の火傷を負い死亡。遺体は現在タウ・ニャツォ寺に安置されている。チョサンはカンゼTAPタウ地区、ゲシェ町ドロチョ村の出身。タウ地区にあるダカール・チェリン尼僧院の尼僧であった。

3日は、タウ・ニャツォ寺の僧侶および地元チベット人による宗教的断食「ニュンネイ」修行の最終日。この修行はナギャルの仏塔内で行われていた。情報筋によると、尼僧チョサンはナムギャル仏塔のそばで焼身自殺をはかったとのこと。焼身自殺の直後、ニャツォ寺院のまわりには、大勢の警察官による厳重な警備体制がしかれた。


(翻訳:パドマサマディ)