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「第4回チベット支援団体会議」開催 Tibet Support Group Conference in Prgue

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(2003年10月14日 チベット亡命政権)

(プラハ)今年10月19日から21日までチェコのプラハで、チェコ共和国の元大統領であるバ—ツラフ・ハベル氏により、「第4回チベット支援団体会議」(共催:チベット亡命政権国際関係・情報省&ドイツのフリードリヒ・ノウマン財団&チェコの「フォーラム 2000財団」、後援:チェコ共和国議会上院)の幕が開かれた。この会議にダライ・ラマ法王、チェコのピトハルト大統領とルムル副大統領、同じくチェコのカント・ランドロフ上院議員、フリードリヒ・ノウマン財団議長、チベット亡命政権主席大臣サムドン・リンポチェ教授、亡命チベット代表者議会議長などが参加する。

「第4回チベット支援団体会議」は、中国人民主活動家ら12人を含む、46カ国300人の活動家たちが参加し、支援団体の繋がりを強化し権限を与えることで、チベットをより効果的に支援していこうとするものである。現代、国際的な非暴力運動の一つともなっているチベット運動のこの国際支援会議は、600万のチベットの人々に世界中の人々が享受している人権と自由を確立するための活動を活性化するため、詳細なプランを議論吟味し具体化していく場となる。

チベットの独立は求めないが、中国の配下での自治権行使をと働きかけているダライ・ラマ法王の一貫した中道政策(中道アプローチ)は、中国内外の中国人知識人・活動家たちから熱く支援されている。ダライ・ラマ法王によって明確にされたチベットの人々の妥当な願いを擁護するこれらの中国人の支援は、世界で繰り広げられているチベット運動に絶大な強み(精神力)を与えている。会議で4区分され同時進行で行われる研究会では、中道政策の範囲内でチベット問題解決に向けて実質的な交渉が始まるため、各国政府が中国政府に説得に動くよう、(各国政府に対する)政治的圧力増大に向けた戦略会議が行われる。中国政権を説得するために、世界各国の政府に政治的圧力を増大させる戦略を話し合う。

ダライ・ラマ法王は、会議で参加者たちに次のように話した。
「なにより嬉しいのは、私達の中道政策を支持しようと立ち上がってくれる中国の仲間が増えているということです。これは、多くの人々が、チベット人の行う非暴力の闘いの焦点が、反中国的なものではなく、正義にあると気づきはじめたことを示す徴です」
「チベットの人々を代表し、世界中に点在するチベット支援団体の活動に深い感謝の意を示します。あなたがたの支援とチベットを守るための必死の努力は、世界で同じような境遇に置かれている人々にとって希望の光となるでしょう。チベット問題解決の糸口が私達の手の届くところにあると私は信じて疑いませんが、今は気を抜いたりしている場合ではありません。それどころか、決意を新たにし、勇気をもって進んでいかなければなりません」

チェコ議会上院議長と副議長は「第4回チベット支援団体会議」の後援者であり、また議長は会議が開始される前に上院議事堂での歓迎会のホストも務める。最初の「チベット支援団体会議」は1990年に
インドのダラムサラで、第2回目は1996年にドイツのボンで、そして第3回目は2000年にベルリンで開かれている。今回の「第4回チベット支援団体会議」は、プラハのトップホテル(Top Hotel)で行われ、開始と閉会時の模様はマスコミ機関に公開される。

ハベル元チェコ大統領とダライ・ラマ法王

「第4回チベット支援団体会議」に
参加の亡命チベット人たち