(2016年11月16日 法王庁)
ダライ・ラマ法王は16日、東京都世田谷区の世田谷学園中学高校を訪問された。今回は、約1400人の生徒たちを前に「理想から現実へ――互いを重んじることとすべてを尊重すること」と題し講演をされた。歓迎の列の中に脚に怪我をして松葉杖を使っていた生徒をみつけると、法王は歩み寄り、かがんで脚を撫でさすられ、「あなたは何歳ですか?」「背が高いですね」などと言葉を交わされた。
世田谷学園に到着され、お出迎えする生徒たちにお声をかけられるダライ・ラマ法王。同学園へのご訪問は2010年以来6年ぶり。生徒たちからは心の込もった歓迎を受けた。
脚に怪我をして松葉杖を使っていた生徒に歩み寄り、かがんで脚を撫でさすられる法王。「私も膝が痛くて、そろそろその松葉杖が必要になってくるかもしれません」。法王は、生徒の頰に手を添えたり、手を取ったりしながら、「あなたは何歳ですか?」「背が高いですね」などと言葉を交わされた。
世田谷学園中学高校は、曹洞宗寺院の学寮を由来とする中高一貫の男子校で、16世紀(安土桃山時代)創設の歴史を誇る。禅宗の仏教教育も特徴で、既に得度した生徒は僧衣姿で法王を出迎えた。
世田谷学園の山本慈訓校長や教員たちと写真撮影に応じられるダライ・ラマ法王。
世田谷学園の体育館に到着され、聴衆席の学生たちに挨拶をされるダライ・ラマ法王。
体育館のステージに設けられた祭壇に礼拝されるダライ・ラマ法王。
世田谷学園の体育館で学生たちにお話をされるダライ・ラマ法王。
世田谷学園の体育館で学生たちにお話をされるダライ・ラマ法王。
法王は、約1400人の生徒たちを前に「理想から現実へ――互いを重んじることとすべてを尊重すること」について講演された。
質疑応答では多くの生徒が立ち上がり、列を作った。
ダライ・ラマ法王に質問をしようと列をなす生徒たち。
生徒たちからの質問にお答えになるダライ・ラマ法王。
世田谷学園でのご講演が終了し、学生たちにお声をかけられるダライ・ラマ法王。