(2013年9月11日 CTA)
ダラムサラ:ラサ居住のチベット人は行動の自由を厳しく制限され、旅行を完全に禁止されていると、BBC通信員のサラ・クルダス氏が自ら出演する9月5日の『ニュー・ホライゾン』の番組内で述べた。クルダス氏はチベット内部の社会環境と事実を確かめるためにラサへ向かう道中だった。
クルダス氏は自ら目の当たりにしたものに驚き、悲しんだ。「チベット民衆は、日々、かなりの政治的介入を受け、国外どころか身近な場所でも自由に行動することができない。どこへ行っても重装備の中国軍人から声をかけられ、中国によるチベット戦略の恐怖を思い出させる。」
「私のチベット人ツアーガイドは、外国へ行ってみたいが中国政府は外国へ旅行したいチベット人にパスポートを発行してくれることはほとんどないと教えてくれた。」 チベット民衆は疑いの目で見られ、おびただしい数の検問所があり、監視カメラもいたるところにあると彼女は言う。
またクルダス氏は、中国民族のチベットへの大量移住の結果、ラサの人口構成が大きく変わったことに気付いたという。「ラサにはチベット人1人に対し、漢民族が約8人いる割合だ。」と語った。
(翻訳:植林 秀美)