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第26回中国・チベット交渉タスクフォース会議始まる

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(2013年9月5日 CTA
A three-day meeting of the Task Force on Sino-Tibetan Negotiations being held at the Kashag Secretariat in Dharamsala, India, from 5-7 September 2013/DIIR Photo


ダラムサラ:ロブサン・センゲ主席はダラムサラで9月5日から7日の3日間に渡って開催される中国・チベット交渉のタスクフォースの会議で議長を務める。この会議はチベットを支配する情勢を全体的に審議することと、核となる問題の対話プロセスを期待するものだ。

この交渉のタスクフォースは新たに6名を加えた形に拡大した。新しいメンバーは、サムドン・リンポチェ元首席大臣、ロブサン・代表ニャンダック、情報国際関係局タシ・プンツォク長官、チベット亡命政権元メンバーのソナム ツェリン フラシ氏、 チベット政策研究所副所長パッパ ツェリン氏、在ニューヨーク チベット事務所中国渉外担当官クンガ タシの6名。

同会議に出席する他の代表者は、ロディ ギャリ元特使とケルサン ギャルツェン特命全権大使という顔ぶれだ。

タスクフォース会議は第26回目を迎え、ロブサン・センゲ主席が中央チベット政権の主席に就任してから4度目の会議である。これまでの3度の会議は2011年10月、2012年6月、2013年1月に開催された。

このタスクフォースは、チベット問題に対して平和的で双方が受け入れられる、交渉による解決策を目指す政策や戦略の提案を促す目的で結成された。第1回目のタスクフォース会議は1999年に開催された。

2002年から9回に及ぶ中国・チベット対話の中で、チベット側は中国指導部に対し、覚書と記録を手渡し、中国の憲法と民族区域自治法に法制化されている通りのチベットの真の自治権を求めてきた。

2011年にダライ・ラマ法王より政権を譲り受けたロブサン・センゲ主席は、ダラムサラは時期や場所を問わず北京との意義のある対話に臨む用意があると一貫して明確に述べている。また、交渉は内容を優先し、プロセスは二の次だとも語っている。

A group photo of members of the Task Force on Sino-Tibetan Negotiations on the opening day of their three-day meeting at the Kashag Secretariat in Dharamsala, India, on 5 September 2013/DIIR Photo

(翻訳:植林 秀美)