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第11回チベット・ロビー・デー、ダライ・ラマ法王の継承を保護する政策を制定するよう、オーストラリアの議員に促す

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スタッフ・レポーター
11月21日

オーストラリア元老院で演説するジャネット・ライス議員

オーストラリア:オーストラリアチベット評議会主催の第11回チベット・ロビー・デーが本日開催され、中国政府からいかなる干渉も受けることなく、ダライ・ラマ14世の後継者を保護する政策を進めるようオーストラリア政府に促した。評議会は、チベットへの旅行に対して中国が最近課している制約と類似した制約を課し、また、チベットの人権を侵害している主要人物に対して、マグニツキー法に基づいて制裁措置を取ることができるようにするために、相互アクセス法を採択するよう政治家に強く求めた。

オーストラリア全土から集まった、15人の若いチベット人からなる代表団は、オーストラリアのあらゆる党から来た、30人のオーストラリア連邦議会の代議院・元老院の議員らと面会した。

1000人以上のオーストラリア人が、「中国政府の干渉を受けることなく、チベット仏教の伝統と慣例に従って指名されたダライ・ラマだけを認める」という誓約に署名した。

オーストラリア連邦議会の元老院で行った基調演説の中で、緑の党のジャネット・ライス元老院議員は、6月に第8回世界チベット議会に共に参加したカルマ シンゲイ代表やチベット亡命議会のテンジン フンソク ドリン議員、高僧など、チベット人の代表が出席していることを伝えた。

ライス元老院議員はその日の重要性を強調し、この日、チベットの代表と国会議員が政治信条を超えて、チベットにおける平和と自由、人権について主張するために会ったことは、何にもまして重要なことであると述べた。

ライス元老院議員はダライ・ラマの継承と、チベットのパンチェン・ラマ11世が行方不明になっていることへの懸念を指摘した。これは、チベットの代表団がライス元老院議員に強調して述べたことである。

「現在、ゲンドゥン・チューキ・ニマ氏は30歳を過ぎているでしょう。チベットの伝統的な慣習や文化、チベット仏教が脅かされています。ダライ・ラマの写真を携行したり所有したりすると厳しく処罰され、投獄されることもあります。」と、証言の中でライス元老院議員は述べた。

ライス元老院議員は人権を保護し、どこの人権侵害に対しても声を上げることを強く保証するという、自身の党とオーストラリア政府の信念を伝えた。

「チベット仏教の慣習に干渉しようとする試みに反対し、チベット仏教の伝統と慣例に従って指名されたダライ・ラマだけを認めるよう、オーストラリア政府に強く求めます。今日、この趣旨の動議を通知に入れました。それについて、あらゆる手段を尽くしてこの場所で提起し続けます。」とライス元老院議員は付け加えた。

チベット・ロビー・デーはオーストラリアチベット評議会がチベット人コミュニティーと共同で開催している年中行事で、チベット人やチベット支援者がキャンベラに集い、オーストラリア連邦議会の議員に会い、チベットに関する様々な問題について話し合っている。

– OOTキャンベラの報告

オーストラリアチベット評議会とチベット人代表団のメンバー
オーストラリア元老院で演説するジャネット・ライス議員

(翻訳:t.m.)