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東京でダライ・ラマ法王の誕生祝賀会

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2023年7月10日

会場でスピーチするアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士 写真:N. Masaya

東京: ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)は2023年7月9日、東京のホテルオークラにてダライ・ラマ法王の誕生祝賀会を開催した。88歳の誕生日を迎えたダライ・ラマ法王に誕生日を祝福するため、政治家、住職や僧侶、大学教授、映画製作者、アーティスト、チベット支持者など200人以上が集まり、平和と非暴力のメッセージに感謝の意を表した。

ダライ・ラマ法王の連絡事務所代表であるアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、参加者を歓迎し、チベット問題に関する継続的な支援に感謝した。また、ダライ・ラマ法王が健康で、教えや公開講話を行っていると報告。猊下への誕生日の最高の贈り物は、この誕生日に良い行いをすることだと強調し、猊下の4つの誓い(1)人間的価値の促進、(2)異なる宗教間の調和(3)チベットの言語と文化の保護(4)古代インドのナーランダの伝統の復興について説明した。

日本チベット支援国会議員連盟の下村博文会長は、ダライ・ラマ法王に祝意を表し、猊下と面会するためにダラムサラを訪問した経緯や、国会議員による支援グループが形成された経緯について語った。チベット問題は非常に重要で、善良な人々の暴政と共産主義独裁に対する闘いであるとも述べた。そして、中国の抑圧的な政策にもかかわらず、猊下が平和、非暴力、寛容を唱えていることに言及し、参加者にチベット問題への支援を呼びかけた。

和歌山県の高野山真言宗の藤田光寛師は、猊下が仏教全般、特に密教を人々にとって、より身近に、理解しやすいものにしているとし、その多大な貢献に感謝の意を表した。また、ダライ・ラマ法王が高野山の寺院を訪れた際、日本の信徒がその教えによって如何に恩恵を受けたかについて語った。

元国会議員で、SAVE TIBET NETWORK(セーブ・チベット・ネットワーク)の牧野誠周会長は、自身のチベットの闘いへの関与について語り、チベットで起きていることを国際社会に理解してもらうため、猊下が如何にたゆまぬ努力を行ってきたかを伝えた。ダライ・ラマ法王の指導力を称え、平和と対話を紛争解決と国際問題解決の手段とする役割を賞賛した。

会場では、チベット出身者らが祈りとマンダラを捧げ、元TIPAメンバーのテンジン・クンサン指導の下、チベットの歌と踊りが、日本とチベットの学生たちによってチベットの民族楽器ダニェンと歌が披露された。

アリヤ博士は、猊下の113の言葉から成る金言集「心の智慧」 の日本語版とDIIRの出版物チベットの反論 の出版を発表し、参加者に配布した。

参加者の多くが、3年というコロナ禍の規制期間を経て、全国からのチベット支持者が集まったことに大きな喜びと満足感を表した。祝賀会には10人以上の国会議員と地方議員が参加した。この会はチベットハウス・ジャパンの日本人ボランティアによって支えられ、アリヤ代表は全ボランティアの奉仕と献身に感謝した。

会場でスピーチする下村博文氏 写真:N. Masaya
高野山真言宗の藤田光寛師のスピーチ 写真: Karma
SAVE TIBET NETWORK(セーブ・チベット・ネットワーク)の牧野誠周会長 写真: N. Masaya
日本チベット議員連盟の長尾たけし前事務局長 写真: Karma
アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表の出迎えを受ける下村博文氏
会場に入る下村博文氏
チベットの歌を披露するタシデレグループ

Y.K.