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女性がンガバで焼身抗議後に死亡

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(2014年12月22日)

 

ダラムサラ:20歳のチベット人女性が、ンガバ・チベット人自治区(中国四川省)ンガバ県メウルマ町で中国政府に対する焼身抗議を行い、死亡したことをメディアが伝えている。

ツェペルさん(20)は今日、中国政府によるチベット人地区での抑圧的な政策に対し、焼身抗議を行った。中国政府当局は事件発生後ただちに現場に駆け付け、ツェペルさんの遺体を収容したと地元情報筋が話す。

ツェペルさんはメウルマ町第4地区出身で、両親はチュト・リンチェンさん、チェンパさん。今年10人目のチベット人焼身抗議者となった。これ以前の焼身抗議者は、甘粛省サンチュ郡アムチョク町で12月16日のサンゲ・カー氏の事件が最後だった。

ロブサン・センゲ首相をはじめチベット亡命政権はチベット内の中国当局に対し、チベット人の訴えに真摯に対応するよう、これまで繰り返し求めてきた。焼身抗議活動の責任も解決もすべて中国政府にかかっており、中国政府は焼身抗議活動の主な理由となっているチベットにおける政策的な抑圧、宗教の弾圧、文化的同化政策、経済的孤立化、環境破壊などをただちに停止すべきであると表明した。

2009年以降、チベット内で134人が中国政府によるチベットでの抑圧的な政策に対し、焼身抗議を行っている。チベット亡命政府はチベット人に向けて、焼身抗議などの過激な抗議活動に訴えないよう呼びかけている。


(翻訳:植林秀美)