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住民、東部チベットの鉱物資源の採掘に抗議

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(2010年4月13日)

ダラムサラ——かつてグールー僧院に在籍しており、現在、ダラムサラ在住の僧侶、テンジンは、チベット・ネットに対し、鉱物資源の豊富なチベット・カム地方のニャロン地区で先週木曜日に起きた平和的抗議運動の最中に、同僧院在籍のチベット人僧侶1名が中国当局によって逮捕されたと述べた。

抗議運動を起こしたのは、グールー僧院在籍の僧侶のツェリン・ギャツォ(19歳)、ツェリン・ワンチュック(22歳)、タシ(22歳)、および、ジャムジョン僧院在籍の僧侶のリンジン・ドルジェ(23歳もしくは24歳)。彼らは4月8日、ニャロンの街頭で、チベット国旗のついた大きな横断幕を掲げ、「ダライ・ラマ法王の長寿」、「法王の速やかなチベットへの帰還」、「チベットは独立国」——などのスローガンを叫んだ。

中国政府のニャロン地区の豊富な鉱物資源の採掘に抗議する500人以上の地元チベット住民が、この抵抗運動に加わった。彼らは、この地方における中国政府の採掘活動を批判し、採掘をやめない限り、牧畜活動を停止すると表明した。

テンジンは以下のように述べた。「ニャロンは金や宝石をはじめとする資源の宝庫。中国政府はそれをチベットから持ち去ろうとしている。アポ・タシという僧侶が抗議活動の写真を撮ったところ、中国当局に拘束され、行方不明となっている」


(翻訳:吉田明子)