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中央チベット政権(CTA)主席大臣は劉暁波氏の逝去に哀悼の意を表明、「心が痛む」

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2017年7月13日

中央チベット政権の指導者であるロブサン・センゲ主席大臣は、ノーベル平和賞受賞者の同胞である劉暁波氏(61)の末期肝臓ガンによる逝去の報に接し、哀悼の意を示した。

ロブサン・センゲ主席大臣は、「劉暁波氏のご逝去の報に接し深く心が痛んでいる。彼についてのニュースを欠かさず見ていた。チベット内外のチベット人を代表して、お悔やみを申し上げるとともに、夫人の劉霞氏がこの度のご不幸を乗り越えられることを心より祈る。」と述べた。

主席大臣は同日、劉暁波氏が治療のために海外に出られるようにしてほしいと改めて呼びかけたばかりだった。「中国政府は劉暁波氏を死亡させてはならない。人道的な立場から、治療を受けるために彼の出国を認めるべきだ。劉暁波氏の病状が急速に悪化しつつある。もし、適切な医療を受けられないまま死亡したら中国政府に責任があるだろう。」と、主席大臣は訃報を聞く前に主張していた。

主席大臣は、今年7月1日、劉氏の外国での治療を認めるよう声明を発表した。劉暁波氏の末期肝臓ガンの診断と、後の療養のための仮釈放について深い悲しみを表した。治療を受けるために劉暁波氏と家族の出国をすぐに認めるよう中国政府に強調していた。

「一方、劉暁波氏のような本当の民主主義者が中国で増えていることに感動する。中国にも民主主義の波が徐々に届いており、劉暁波氏の夢であった中国の民主化は近い将来、実現されると信じている。」とも述べた。


(翻訳:マシュウ)