ニュース

ニュース

最新ニュース

これから開催するイベント

中央チベット政権情報・国際関係省、国連専門家によるチベット人政治犯9名の釈放要求を歓迎

Print Friendly, PDF & Email

2023年8月11日
ダラムサラ

国連の独立専門家3人は、中華人民共和国政府に対し、拘束され長期服役を言い渡された9人のチベット人環境人権擁護者に関する、信頼できる情報を提供するよう要求するとともに、中国に気候変動対策に真剣に取り組む姿勢があるのなら、9人の環境人権擁護者を即時釈放すべきだと求めた。

2023年8月10日に発表された声明の中で、「国連人権擁護者の状況」に関する国連特別報告者であるメアリー・ローラー氏、「平和的な集会、結社の自由」に関する国連特別報告者であるクレマン・ニアレッツーシ・ブール氏、「安全で清潔、健康的かつ持続可能な環境の享受に関する人権」に関する国連特別報告者であるデイビッド・ボイド氏の、3人の国連の独立専門家が連名で、中国政府がチベット人の拘束と判決に関する情報を公表していないことに懸念を表明した。さらに、チベット人活動家たちの状況について、その家族に何も知らされていないことにも問題があるとした。

曖昧で差別的な罪状による、密室での怪しげな裁判が特徴的な中国の司法制度に対して強く主張した形だ。国連の専門家たちは、「中国当局はチベット人たちの拘留、裁判、判決の状況を明確に把握していない」と述べた。確かな情報によれば、これらのチベット人環境活動家は投獄され、7年から11年の服役を言い渡されている。拘留中の人権擁護者たちは、法律家との面会もできず、医療も受けられていないだろうと専門家たちは考えている。

投獄された9人の環境人権擁護者、アーニャ・センドラ氏、ドルジェ・ダクタル氏、ケルサン・チョクラン氏、ドンジェ氏、リンチェン・ナムドル氏、ツァルトリム・ゴンポ氏、ジャンチュプ・ノドゥプ氏、ソグル・アブー氏、ナメシー氏は、現在、中国の青海省と四川省、いわゆるチベット自治区に編入されているアムドとカムのチベット人地域で、神聖な山での違法採掘活動に抗議し、絶滅危惧種の狩猟を暴露した後に逮捕された。

そのうち6人の人権擁護者の刑期、居場所、健康状態に関する情報が提供されていないため、専門家らは声明で中国政府に対し、「彼らが拘束されている理由と場所、健康状態に関する詳細な情報を提供し、家族が面会できるようにすること」を要求した。

気候変動問題に関する中国政府の取り組みは疑問視されており、気候変動や環境悪化との闘いの中で、人権活動家たちを処罰するという皮肉な展開もあり得ることを、専門家たちは指摘している。そして、チベットの自然環境保護を主張しただけで不法に投獄された「9人のチベット人活動家全員」を「直ちに釈放」するよう求めた。

中央チベット政権情報・国際関係省のノルジン・ドルマ大臣は、こうした国連の共同声明を歓迎し、「中国当局がチベット人の人権擁護者たちに対し、過去10年間にわたって不法な口封じを行ってきた事実」を調査した専門家たちに感謝の意を表した。大臣はまた、チベットの文化・言語・環境を中国当局による破壊から守るという基本的権利を行使しただけで投獄されてしまったすべてのチベット人を釈放するよう、中国に求めた。

国連、EU、人権デスク、チベット人権擁護課、情報・国際関係省による調査


 (翻訳:慈雨)