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中央チベット政権、中国政府に中国内チベット人学生の安全保証を求める

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(2012年1月5日)

ダラムサラ: 中央チベット政権は成都市内の学校で起こったチベット人と中国人学生の対立の報告に対し、深い困惑と懸念を表している。この対立で圧倒的多数の中国人学生により負傷をおったチベット人らが入院した。

「12月14日四川省成都の鉄道工業高校で起こった当対立のニュースにより、チベット中央政権は深い困惑と懸念を抱いている」と情報国際関連省ディキ・チョヤン大臣はチベット人報道者へ述べている。

「約3000人の中国人学生が数百人のチベット人学生と争い、チベット人学生数名が負傷し入院したと報告されている」と大臣は述べた。

2010年にも同様に成都地区でチベット人と中国人学生間の対立事件があり、パサングという名のチベット人学生が自貢市の光工業学校で刺し殺された。「加害者達が逮捕されたのか起訴されたのかも不明なままである」と大臣は付け加えた。

「最近の事件を考慮すると、我々はチベット人学生に学問に集中させ、我々の伝統的価値を持っている学友達と思いやりある関係を持ち続ける事を推奨したい。我々チベット人としてのアイデンティティや伝統の誇りは、暴力に基づくものではなく、質の高い学問に基づくものである」とチョヤン大臣は述べた。

「中国本土12都市にチベット人学生がいると報告されているが、中国政府は彼ら個人の安全を保証しなければならない」とも述べている。

「調和的社会実現への要求に伴い、我々は中国政府が中国人とチベット人の良好関係推進の必要対策をとることを望んでいる。結果として、この努力は中国人とチベット人学生が前向きに交流する手助けになるだろう」と付け加えた。

「中央チベット政権は、チベット人の闘いが反中国や反中国人のためでない事を繰り返し主張したい。我々は平和的対話によるチベットの自由の復活に向けて努めているのだ」と述べた。


(翻訳:Fujita Hiromi)