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中国、チベットにつながる2つの交易路と新道路を開設

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2001年5月11日
AFP(カトマンズ)

中国は、チベットとネパール間を結ぶ2つの交易路を開き、新たな道路を開設することに同意した、と、金曜日、C.P.バストラ ネパール外務大臣は語った。

3つの新たなルートにより、隣り合う2国間の貿易と観光がより活発になるだろう、と彼は記者会見で述べた。

「カトマンズとここから北にあるトゥリスリの間にはすでに78キロの道路があり、あとは新たに44キロの道路をキロン(チベットの国境)まで造ればいいだけだ」とバストラ外務大臣は語った。

カトマンズとラサをつなぐ最初の道路は’60年代に完成した。

中国の朱鎔基首相は、南アジア視察旅行の一環として5月14日にネパールを訪問する際、道路建設の契約に署名する予定である。

2重課税を避け、観光を発展させるための手段を含めて、更に5つの同意を首相の3日間の滞在中に取り交わすことになるだろうとバストラ外務大臣は語った。

月曜日、朱首相はギリジャ・プラサド・コイララ首相と会見し、総額1千万ドルに及ぶ相互経済および技術協力について協議すると思われる。中国は、ネパールに毎年平均1千万ドルの経済援助をしている援助大国の一国である。

2000年の会計年度では、中国とチベットのネパールへの輸入は、1億6千660万ドルを記録し、それに反して輸出は5千180万ルピー(680万ドル)だった。

中国はカトマンズに対し、ネパールで本格的な活動をしているチベット人活動家を取り締まることを念入りに保証するつもりだと外務省の役人は言い、こう付け加えた。「しかし、我々はチベット人や他の何びとにもネパールの土地を友好国に害を及ぼすようなことには使わせないつもりだ」