ニュース

ニュース

最新ニュース

これから開催するイベント

ノルジン・ドルマ大臣、千葉工業大学と麗澤大学を訪問

Print Friendly, PDF & Email

2023年7月14日

千葉工業大学理事長・瀬戸熊修氏とノルジン・ドルマ大臣

東京:情報・国際関係省(DIIR)のノルジン・ドルマ大臣は、千葉工業大学を訪問し、瀬戸熊修理事長および理事会メンバーに迎えられた。大臣は、温かい歓迎に感謝し、また同大学が、多くの若いチベット人の教育の後援を行っていることについても謝意を伝えた。

ノルジン・ドルマ大臣は、理事、教職員、大学生など200人ほどの聴衆に向かって、「チベットと国際社会」についての講演を行った。大臣は、チベットの歴史を説明し、共産党率いる中国がチベットを侵略したこと、チベット人が今もチベット内外で、自由と正義を求めて戦い続けていることを訴えた。そして、人権が蹂躙され、信教の自由が抑圧されていることにも触れ、中央チベット政権が対話と中道アプローチを通じてチベット問題を解決しようとしていることを伝えた。

瀬戸熊修理事長と理事会メンバーは、大臣の大学訪問とチベットに関する講演について感謝を述べた。また、キャンパスで昼食会が催され、瀬戸熊理事長はダライ・ラマ法王とその教えに深い敬意を表し、法王のご長寿とご健康を祈願した。

大臣は、同大学で学ぶ9人のチベット人学生と面会・交流し、彼らが日本で学んでいる目的を再確認した。そして、彼ら一人ひとりがチベット人コミュニティの非公式大使として、コミュニティに貢献できるようになるために、またチベットにおける日本研究の分野で優秀な人材となるために、しっかり勉強してほしいと伝えた。

午後、ノルジン・ドルマ大臣は麗澤大学モラロジー研究所を訪問した。廣池幹堂理事長と教職員が大臣を出迎え、大いに歓迎した。廣池氏は、麗澤大学の沿革、および同大学がその設立以来、日本人の精神と道徳を高いレベルに保つよう貢献してきたことを説明した。そして、ダライ・ラマ法王とチベット人コミュニティの力になれることを嬉しく思うと述べた。

ノルジン・ドルマ大臣は、理事長と教職員の支援と指導に感謝の意を表した。大臣はキャンパスを見学し、大学の設立や大学関係者に関する資料が展示されている博物館を見学した。また、図書館を訪れ、人口調査に関する古い文書について司書と話し合った。

麗澤大学で日本語を勉強している中央チベット政権(CTA)スタッフのドルジェ・ワンチュク氏とテンジン・ウッセル氏が大臣に挨拶し、学習の進捗状況を報告した。アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表とタシ・ヤンゾム事務局長が、大臣の大学訪問に同行した。

ノルジン・ドルマ大臣は、後日、新宿文化センターで記者会見を行い、アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表の新刊書籍「チベットの反論」を発表する。また別の日には、東京大学で開催されるモンゴル・チベット文化・宗教学術シンポジウムに出席し、講演を行う予定である。

-チベットハウス・ジャパンによる報告

千葉工業大学の教職員と学生に講演を行うノルジン・ドルマ大臣
ノルジン・ドルマ大臣と千葉工業大学のチベット人学生たち
ノルジン・ドルマ大臣と千葉工業大学理事会メンバー
ノルジン・ドルマ大臣を歓迎する廣池幹堂理事長
麗澤大学の廣池幹堂理事長、徳永澄憲学長と語り合うノルジン・ドルマ大臣
ノルジン・ドルマ大臣と堀内副学長、廣池理事長、アリヤ代表

オリジナル記事


(翻訳:麻雪)