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ドリル郡、チベット人逮捕でにらみ合いに

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(2013年10月22日 CTA

Tenzin Rangdol

ダラムサラ:チベット自治区のドリル郡で中国の武装警察部隊によるチベット人の逮捕から地元チベット人らと警察部隊がにらみ合いとなっている。

テンジン・ランドゥル(34)がドリル郡のシャクシュ村で逮捕されたことを受け、10月19日にゴチュ村のチベット人約40人が同村庁舎前に集まり釈放を求めるデモを行い、後に近隣の村などからも数百名のチベット人がこのデモに参加した。

デモに参加したチベット人らは地元政府当局に対し、チベット人民の基本的権利の迫害をやめるよう訴えた。デモ参加者らの訴えは「我々は分離活動には今後も決して参加しない。ただ当局には法の原則を尊重してほしいだけだ」ということだと情報筋が伝えている。

「チベット人民と当局との間に唯一壁を作っているのは、当局が誤った法の執行でチベット人民の権利を迫害しているということだけだ。当局に対する我々の訴えは、法の原則のもとにチベット人民を公平に扱ってほしいということだ」とデモ参加者は語る。

デモの翌日、地元政府当局が村を訪れ、チベット人らに対し、デモ活動が厳しい結果を招くことになると告げた。チベット人がさらなる迫害を受けることになると忠告したのだ。

当局はまた、10名を逮捕したが、そのうち数名は指紋採取後に釈放した。

Chinese security officers
during the stand-off with Tibetans
on 19 October in Driru county.

(翻訳:TY)