2001年7月2日
コペンハーゲン(The Star)
土曜日、チベット難民達で構成されているサッカーチームは、グリーンランドのアマチュアチームと対戦し、友好的に4−1で敗れたが、しかし、ヒマラヤのチームは、盛大な拍手喝采を浴びながら、ゲーム後のフィールドを大きな旗を持って走り回った。
「我々は、勝ち負けのために試合をした訳ではない。」とストライカーのテンジン・ダルギャルは語った。
「我々は、チベット人の為に戦った。私の人生でこんなに幸せだったことは未だかつてない。」
チベット全域の統治権を主張し、国家としての記述を拒絶する中国は、試合に意義を唱えた。しかし、デンマークの権威は、個人が計画したイベントだったと言い、試合を中止することを拒否した。
チベットチームは、グリーンランドの良く組織されたチームに対して勝ち目がないと見られていたが、試合開始11分目に得点を入れた。フォワードのロブサン・ノルブはグリーンランドゴールキーパー、ルネ・ジャンセンを抜くシュートを放ち、コペンハーゲン郊外のヴァンローゼ・スタジアムの5,010人の観衆を沸かせた。
多数のグリーンランド人とデンマークに住むチベット人を含む観衆は、地方紙が配布した4,000以上のチベットとグリーンランドの旗を振った。