【ダラムサラ】18日の現地時間午後3時15分ごろ、アバのキュンチュで、チベット人男性が焼身自殺を図った。中国の弾圧政策に抗議したものと思われる。男性は現場で死亡した。

この男性は、チベット北東部アバ、キュンチュのユルツォ村に住むツェリン・プンツォック。報告によれば、本稿執筆時点で、近くにあるアムチョック僧院の僧侶による葬儀が執り行われているとのこと。ツェリン・プンツォックはダプチョックという別名でも知られ、妻と5才と3才のふたりの娘が後に残された。

2009年以降、ダライラマ法王のチベット帰還やチベット人の自由を要求して焼身自殺を図ったチベット人は98人にのぼる。チベット中央政権はチベット人に対し、焼身自殺のような極端な行動をとらないよう繰り返し要請している。