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チベット人女性が焼身抗議で死亡、焼身抗議者数136人に達する

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(2015年3月9日)

 

ダラムサラ:チベット人女性が3月5日木曜の夜、焼身抗議により死亡した。チベット歴1月15日のモンラム大祭が開催された後のことだったと、インドのキルティ僧院が情報を発信した。

ノルチュクさん(47)はンガバ県(中国四川省)内の、自身が暮らす村で自ら焼身した。中国政府へのチベット人焼身抗議者数が最大である同県での女性の焼身者は、ノルチュクさんで5人目となった。

ノルチュクさんには、両親のツェダクさん、ヨウドンさん、夫のパルゼルさん、3人の子供がいる。最近ではダライ・ラマ法王のご長寿を祈願して、生涯菜食主義を誓っていた。

ノルチュクさんの遺体は、中国当局に抑えられるのを避け、事件の翌日早朝に火葬された。

今回の焼身抗議で、2009年からのチベット内での焼身抗議者数が136人に達した。このうち117人は死亡、その他の抗議者は重症を負って生存したか、今日まで行方が不明である。


(翻訳:植林秀美)