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チベット人僧侶、ダライ・ラマの受賞で 中国警察と”衝突”

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(2007年10月21日 ロイター)

(香港)21日に香港の新聞が伝えたところによると、中国西部ヒマラヤの麓にあるチベット首都ラサにて、ダライ・ラマ法王の米国議会黄金勲章受章を祝っていた数百人のチベット人僧侶が、4日間にわたって中国警察と衝突した。

ダライ・ラマを分離主義者として非難をつづけている中国は、ダライ・ラマへの議会黄金勲章の授与を「馬鹿げている」として怒りをあらわにするとともに、米中関係を損なうものだと非難した。

ラサのデプン寺では、僧侶と警察の衝突の後、3,000人の武装警官が寺を包囲し、僧侶と寺を訪れていた人々1,100人が寺から出ることを禁じられた。

新聞には逮捕者や怪我人についての記述はなく、近隣の寺院でも衝突があり警察はこの地域に監視ポイントを設置したというが、詳細は伝えられていない。

チベットは、1950年に共産党軍に侵略されて以来、中国の支配下にあり、チベットにおける、政治的・宗教的により大きな自由を求めるチベット人に対し、中国政府は厳しい態度で臨んでいる。

17日、米国のブッシュ大統領は、ダライ・ラマ法王に議会黄金勲章を授与し、中国に対してダライ・ラマ法王との対話を呼びかけた。