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チベット人、東ティモールのために「勇気と智恵」を祈る

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2002年5月21日 ダラムサラ

東ティモールの独立の日、チベット亡命政権内閣主席大臣サムドン・リンポチェ教授は、7年間を刑務所、および自宅軟禁で過ごした、55歳になる詩人であり前ゲリラ闘士の東ティモールのシャナナ・グズマン大統領に祝辞を送った。

サムドン・リンポチェ教授は次のように述べている。
「私は東ティモールのニュースを大きな関心を持って見つめてきました。和平、和解、そして独立を達成するために多大な努力を払われてきた大統領閣下、そして政務に携わる方々にお祝いの言葉を捧げたいと思います」

「私は、大統領閣下、そして東ティモール国民の皆さまが直面する大きな課題について十分承知しております。そして、皆さまがたが必要とされるすべての勇気と智恵が授けられることをお祈り申し上げます」

東ティモールは300年以上に及ぶ外国による統治の後、2002年5月20日月曜日、その独立を祝った。ポルトガルによる300年間の植民地支配は1975年に終わりを告げた。この直後、1975年12月、インドネシアは東ティモールに侵攻し、東ティモールを第27の州として併合した。1998年、スハルトインドネシア大統領が退陣を余儀なくされた後、後継者であるB.J. ハビビ大統領は、国連主導の独立国民投票に合意した。1999年8月30日、東ティモールは独立投票を実施した。投票後、反独立派の兵士達が暴動を起こし、およそ250,000人の東ティモール人は西ティモールへと避難した。1999年9月20日、国際平和維持軍は東ティモールへ到着した。その後、この領域は2002年5月20日を迎えるまで、国連の監視下に置かれてきた。この間、およそ210,000人の避難民が西ティモールから戻った。

サムドン・リンポチェ教授は次のように進言した。
「私は、国民の皆さまがた、そして東ティモール政府が民族自決権、人権、および民主主義を勝ち取る闘いのために、断固とした態度を取られてきたことを存じております。このような主義を曲げられることなくその他の同様な問題に対しても立ち向かわれることを希望しております」