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チベット人、中国首相のインド訪問に抗議

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2002年1月13日
ニューデリー(AFP通信)

中国の朱鎔基首相がインドに到着した13日、数百人のチベット人が、朱首相にチベット人の権利を認めるよう強く求め、ニューデリーで抗議運動を行った。

デモ参加者たちは、中国体制下にあるチベット人が受けている弾圧を象徴する、口を黒い布で覆った「沈黙」の状態でインドの首都をデモ行進した。 「不当に占領されているチベットを自由にするために、またチベットはもちろんのこと中国内でも行われている人権侵害を止めさせる様、インドは中国に求めるべきである」と亡命チベット代表者議会議員のギャリ・ドルマは、デモ行進でメディアにこう語った。

ギャリ・ドルマはさらに、中国政府がパキスタンへの軍事援助を止める様、また1962年の国境紛争でインドから奪取した領土を手放すよう、インドに朱首相と明確な対談を持つよう求めた。

チベットの精神的指導者ダライ・ラマが、1959年中国の体制に抗議して起こした蜂起が失敗に終わり(チベット民族蜂起)、亡命した地インドに、約10万人以上のチベット難民が住んでいる。

中国はチベットに鉄拳体制を敷き、人権団体は、これを広範囲に亘る侵害であり、チベット文化を壊滅させるためのシステム化された一連の作戦行動である、と強く主張している。

朱首相は、アグラのタージ・マハール市に13日到着した。同日ニューデリーに向かい、14日のパジパイ印首相との会談を待つ。