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チベット亡命政権、チベット問題を取り上げた南アフリカの議会に感謝の意をあらわす

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(2010年9月22日 ダラムサラ)

ダラムサラ チベット亡命政権は、チベット問題を議会で取り上げた南アフリカ議会に感謝の意を表した。

南アフリカの野党議員はチベット、中国、およびダライ・ラマ法王についての4つの声明を発表し、9月14日にマックス・シルル議員をスピーカーとし、政府閣僚が参加する会議において、これに基いた討議が行われた。

インカサ自由党のマリオ・アンブロシーニ議員、民主同盟のサントシュ・カルヤン議員、および、インカサ自由党の指導者であるマンゴスツ・ブテレジ王子は、与党であるアフリカ国民会議に対し、チベットにおける中国政府による人権侵害に平和的解決を与える支援を行うべきであり、真の自治に基づくチベットの民族自決の権利を認めるべきである、と述べた。また、同時に、ダライ・ラマ法王の南アフリカ招聘を要請した。

この三人の議員に対する書簡のなかで、9月22日、チベット議会のスピーカー、ペンパ・ツェリン氏は以下のように述べた。

「皆様のリーダーシップのもと、チベット問題を新たな視点を注ぎ、討議を行った、80人の南アフリカ議会の議員の皆様にチベット亡命政権を代表し深い感謝をいたします。南アフリカ議会がチベット問題を取り上げた手法、およびその内容は、注目に値するものであります。南インドのビラクッぺで行われた亡命チベット民主記念日の50周年記念式典に参列された後、皆様が示されたチベット問題へのコミットメントに感銘を受けております。

われわれは、各国協調のもとに行われる、より具体的な努力により、将来、チベット問題に永続的な解決がもたらされることを希望しています」。


(翻訳:吉田明子)