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ダライ・ラマ法王、世界仏教徒フォーラムに招待されず

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(2006年4月12日 杭州 (新華社通信))

4月10日、中国当局は記者会見の席で「中国東部杭州で4月13日から16日にかけて開催予定の第一回世界仏教徒フォーラムにダライ・ラマが参加すれば、不協和音が生じかねない」と述べた。

今回ダライ・ラマ法王はなぜフォーラムに招待されなかったのか、との質問に対し、中華宗教文化交流協會副会長の齊曉飛氏は、「ダライ・ラマがフォーラムに姿を見せればフォーラム全体の調和した雰囲気に不協和音が生じるのは間違いない、と私は考えている」と答えた。

齊曉飛氏は、今回のフォーラムの主な目的は、あらゆる生き物を愛し、また仏教を守り大切にしていこうとしている人々に、対等かつ多様性に富んだ、開かれた対話の場を提供することにある、と語る。「いかなる形の意見交換も歓迎だが、ダライ・ラマにフォーラムに不調和をもたらすような機会を与えるつもりは一切ありません。私達が今ここで必要としているのは、対決ではなく対話です。」齊曉飛副会長は、ダライ・ラマ法王の過去の活動から判断すれば、彼がフォーラムのテーマである『協調』に『不調和』をもたらすのは間違いない、とも述べた。

齊曉飛副会長によれば、ダライ・ラマは宗教指導者であるだけでなく、彼自身の母国である中国を分裂させ、異民族間の統一を乱すべく長年にわたって活動を続けている、頑固な分離主義者だという。