ダライ・ラマ法王は、カマラ・ハリス氏に書簡を送り、アメリカ合衆国副大統領就任を祝福された。書簡のなかで、法王は次のように述べられた。

「私は、貴方がこれまでの賞賛すべき経歴を活かして米国の人々のためにさらに重要な貢献を果たされることを確信しています」

「とりわけ私は、あなたが米国史上初めての女性の副大統領となられたことを嬉しく思っています。これは米国民のみならず、米国の指導力に期待を寄せている多くの国々の人々にとっても、実に大きな勇気の源となるはずです」

「副大統領の貴方に申し上げたいことは、私には、女性は男性よりも他者の気持ちに対して親身になれるという確信があります。これは私が愛する母から学んだことです。思いやりに関しても、女性のほうが他者の痛みに敏感であるという科学的証拠があります。女性が指導者になる重要性と価値についての認識が広がっていることは、実に勇気づけられます。世界の指導者たちの多くが女性であったなら、この世界はより理解のある平和な場所となっていたでしょう」

「私は子どもの頃から、自由、民主主義、信仰の自由、法の支配を求める世界中の多くの人々が希望の光としてきたアメリカ合衆国を心から称えてきました」

そして法王は、次のように書簡を結ばれた。
「貴方とバイデン大統領がきわめて大きな課題を乗り越えて、偉大なる国家の民の願いを実現することができるよう祈りを捧げたいと思います」