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セラ寺院が東京でチベットフェスティバルを開催

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2018年4月25日
日本、東京

南インドにあるセラ寺院の僧達が、チベット仏教の伝統披露、世界平和と調和のため、12日間のチベットフェスティバルを開催した。このフェスティバルの企画はチベットハウスジャパンによる。

4月20日、東京の護国寺で行われる開会セレモニーには多くの日本人が出席した。チャド・リンポチェは、「チベットと日本は仏教知識のやり取りをすることで100年も関係を共にしてきました。ダライ・ラマ法王がこれまで長い間日本を訪れることができたこと、さらに日本の人々によるチベットの人々への長期的な支援に感謝をしています。」と述べた。また護国寺に対し、チベットフェスティバルの開催とチベットの未来のための継続的な支援について深い感謝を述べた。

ダライ・ラマ法王事務所のルントック代表は護国寺に対し、チベットフェスティバルを開催することができたことへの深い感謝を伝え、日本の人々がチベットの文化や言葉、仏教に興味を持ってくれていることを称賛した。また、護国寺職員の伊澤さんはこのフェスティバルを通して、日本の人々がチベットのユニークな文化や仏教を見ることができるので幸せだと述べた。

3日間の護国寺でのフェスティバルでは、セラ寺院の僧による観音砂曼荼羅の制作、チャド・リンポチェによる瞑想セッション、仮面舞踏、セラ寺院の僧による占い、チベットクッキー(カプセ)とバター茶の販売があった。

フェスティバルのハイライトはチャド・リンポチェによる馬頭観音の許可潅頂で、多くの日本の人々が参加をした。チャド・リンポチェはチベット仏教の簡単な解説の中で、チベット仏教は非暴力と縁起讃の原則に基づいているということを説明した。

解説に続き、チャド・リンポチェは祝詞を奉納し、砂曼荼羅を壊した。この砂曼荼羅の破断の儀で壊された砂はチベットフェスティバルに参加した人々全員に配られた。3日間のフェスティバルは、日本に住むチベット人と日本人ボランティアで成功を収めた。

護国寺でのチベットフェスティバルの終了後、チャド・リンポチェとセラ寺院の僧達はダライ・ラマ法王日本代表部事務所を訪れた。チャド・リンポチェは事務所で祈祷をし、セラ寺院によるチベット人とインドのヒマラヤ地域に住む人々の教育についての話をした。次のチベットフェスティバルは4月28日から5月6日に東京の相田みつを美術館で開催される予定である。


(翻訳:浩美.F)