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コロナ禍によるロックダウン中に監禁されたチベット人女性たちに対して募る懸念

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2022年12月23日
ラジオ・フリー・アジア(RFA)

ケルサン・ドルマ、ザンカール、デラの写真(日付不明)。

省都成都市から戻った4人の女性、四川省カンゼ・チベット族自治州で逮捕される

チベットの情報筋伝えているところによると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う四川省での厳しいロックダウンに抗議したため、中国政府によって拘束された4人のチベット人女性の安否に対する懸念が募っている。4人の行方について、当局からは未だ何の説明も無い。

ザンカル氏、ケルサン・ドルマ氏、デチェン氏、デラ氏は共に20代で、カンゼ・チベット自治州ダルド(康定市)の住人で、12月5日に逮捕され、現在、カンゼのどこかに収容されていると情報筋よりRFAに伝えられている。

「4人の正確な所在はまだ分からないが、中国政府が実施している政治的再教育を受けていると聞いている」と、現地在住のとある情報筋は、安全の理由から匿名を条件に語った。

情報筋によると、彼女たちは、四川省の省都成都市でロックダウンに反対する抗議活動に参加した後、故郷に戻って来て収監された。

「彼女たちはまた、ロックダウンが施行されている間、給料が支払われていないという不満の手紙を雇用主に宛てて書いていた。」

「警察からの尋問のための出頭命令に応じたのは1人だけで、他3人は強制的に自宅から警察署に連行された」と情報筋は付け加えた。

また亡命チベット人がRFAに語ったところによると、4人の女性は逮捕される前、中国人が経営している成都市の食堂で働いていたという。

現地の情報筋によると、関係者は「だが、中国政府は、彼女たちの逮捕と現在の所在に関する情報を、親族に提供することを拒んでいる」と述べている。

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(翻訳:t.m.)