ニュース

ニュース

最新ニュース

これから開催するイベント

カロン・ノルジン・ドルマ氏、東京でチベット支援グループのメンバーと面会

Print Friendly, PDF & Email

2023年7月11日 東京

東京でチベット支援グループのメンバーと交流するカロン・ノルジン・ドルマ氏

2023年7月10日午前、中央チベット政権・情報国際関係省(DIIR)のカロン・ノルジン・ドルマ氏が東京に到着した。アリヤ・ツェワン・ギャルポ代表をはじめ、チベットハウス・ジャパンのスタッフやチベット人コミュニティの仲間たちが羽田空港でカロン氏を出迎えた。日出ずる国への訪問は今回が初めて。

公式ツアーの第一弾として、カロン氏は新宿区西落合にあるチベットハウス日本事務所を訪れ、アリヤ代表やスタッフと事務所内のことや今後のスケジュールについて話し合った。

午後、カロン氏は事務所でチベット支援グループのメンバーと面会し、チベット問題への継続的な支援に感謝した。メンバーの中には、広島、京都、岡山、大阪から、はるばる駆けつけてくれた人もいた。カロン氏は、中央チベット政権(CTA)の目標とビジョン、すなわちチベットの自由を回復し、私たちの運動を継続させるためにチベット人の能力を高めていくことをメンバーたちに説明した。彼女は中道主義と亡命民主主義について説明した。「中国は強いかもしれませんが、道徳性を欠いています。一方、チベット人は軍事力の点では弱いかもしれませんが、私たちは慈悲心と道徳性では強いのです」と彼女は語った。

元議員で、Save Tibet Network(セーブ・チベット・ネットワーク)の代表である牧野聖修氏は、カロン氏を歓迎し、日本におけるチベット支援団体の状況や、チベット問題の解決のためダライ・ラマ法王が採用された道に、それぞれの団体がどのように邁進しているかを報告した。さらに、ご自身が高校時代からチベット運動に関わるようになった経緯を説明した。

日本チベット議員連盟前事務局長の長尾敬氏は、日本の国会議員がダライ・ラマ法王と交わした2つの約束について語った。1つ目は、日本チベット議員連盟がチベット問題に政治的支援を得られるようにすること、2つ目は、チベット人社会を維持するための後方支援に取り組むことである。日本の国会議員によるチベット支援グループのメンバーは100人を超え、数の上では、ある程度の成功を収めたかもしれないが、財政面での貢献はわずかであることをカロン氏に伝えた。

スーパーサンガの小林秀英氏、希望の火の遠藤喨及氏、文殊師利大乗仏教会の野村正二郎氏、日本・チベット友好親善協会のKanrui Chizuru氏、SFT JAPAN(スチューデンツ・フォー・フリー・チベット日本)の藤田優子氏、難民支援NGO「Dream for Children」の亀田浩史氏、在日チベット人コミュニティのロブサン・イエシェ氏、その他出席者全員がカロン氏を歓迎し、それぞれの経験やチベット問題との関わりを語り、ダライ・ラマ法王と中央チベット政権の指導の下、チベットと中国の紛争解決に尽力することを約束した。

カロン・ノルジン・ドルマ氏は1週間日本に滞在し、国会議員との会談、いくつかの大学と東京大学でのモンゴル・チベットの文化・宗教シンポジウムでの講演、記者会見や本の出版、日本に住むチベット人たちとの交流などを行う予定だ。

 –日本代表部事務所による報告

カロン・ノルジン・ドルマ氏とSave Tibet Network代表の牧野聖修氏。
カロン・ノルジン・ドルマ氏と長尾敬氏、アリヤ代表。
TSG(チベット支援団体)メンバーの集合写真。


(翻訳: 慈雨)