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カルマパ猊下と事務所に対する疑惑は事実無根

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(2011年1月30日 ダラムサラ)

ダラムサラ:カルマパ猊下事務所は、ダラムサラのギュト寺院が警察の捜査を受けたことから浮上したカルマパ17世ウゲン・ティンレー・ドルジェ猊下とその事務所に対する疑惑を明確に否定した。

カルマパ猊下事務所は、1月29日に発表した声明の中で、次のように伝えている。

「我々は、カルマパ17世猊下と事務所に対する疑惑は、極めて憶測的かつ事実無根である、と断じて申し上げたい。我々の系譜、苦しみ、カルマパ猊下の人生の経緯を知る者はみな、このような疑惑が浮上したことに非常に驚いている。

中国政府との繋がりについては、いかなるものであれ、断じて否定する。カルマパ猊下は、偉大なるインドの人々に深い愛情を抱いておられ、ここインドで幾年も宗教活動を行なっておいでである。我々は長きにわたり、民主国家インドの政府と前向きな関係を続けてきた。インド政府は常に、文化的表現と信教の多様性に対する偉大なる寛容な態度を示してくださった。

じつに多くの国々の方が、我々を信頼し、我々の宗教を信仰してくださっている。我々は、その方々からの寄付を通じて充実した活動を行なうことができるのであり、インドおよび諸外国の何千何万の人たちを利することとなった。

お布施については、海外の寺院でも様々なかたちで行なわれており、新しいことでも特別なことでもない、と昨日、ダライ・ラマ法王事務所の代表も強調しておられる。問題となっている現金については、カルマパ猊下が行なわれるさまざまな慈善活動に役立ててほしいと願うインドや海外の門徒からいただいた、慈善的な理由で受け取ったお布施である。そのようなお布施が違法な目的のために使われようとしていたと憶測するのは、誹謗中傷というものである。

中国の通貨について我々が現時点で言えることは、カルマパ猊下には、中国の通貨で寄付をするチベット人の信奉者が大勢いるということである。最高の敬意をもってカルマパ猊下を信奉する人たちが世界中に大勢いることは事実である。我々は、完全な透明性をもって、正直に取り組んでいる。そうでなければ、我々は仏教の教えに反することになるであろう。

カルマパ猊下のダラムサラの住まいは仮の住まいであるゆえに、カルマパ猊下事務所は、カルマパ猊下の終の棲家となる寺院を建立しようと計画している。この計画については、インド政府の認可が必要となることは明らかである。この計画に基づく土地の購入については、漏れなくインド政府の関係機関に報告されてきた。それらの土地については、インド政府の関係機関による査定が行なわれ、候補地として認可されている。購入の交渉については進行中であるが、すべて包み隠すことなくインド当局に報告されている。

昨日、側近のシャクティ・ラマが身柄を拘束されたが、当局が求めている事実が提供され次第まもなく釈放されるものと確信している。また、カルマパ猊下が当局関係者の質問にいつでも応じる構えであることも確かである。

今後もできるかぎりの情報提供を行なっていきたいが、まずは当局の調査に全面協力することを最優先とさせていただくことをご理解いただきたい」

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(翻訳:小池美和)