（2010年3月24日 Phayul.com ）

パユル情報筋によれば、カム地方のデルーで２０名以上の小学生たちが、中国政府に対する抗議行動を行った。

デルーは、かって、カム地方の一部分だったが、現在、チベット自治区（ＴＡＲ）の郡曲県（ナクチュ）に併合されている。

ナクチュ出身で現在インドに亡命しているナワン・タパが得た情報によれば、３月２２日、デルー区域の小学生たちが、中国政府に対する抗議行動を行った。

スローガンの内容は、「ダライ・ラマ法王万歳」「チベットに自由を」「中国はチベットから出て行け」「ダライ・ラマ法王をチベットに迎えよう」などと叫んだという。

抗議行動に参加した子供たちは、中国治安部隊に囲まれ、デモに参加した子供たちの親たちを取り調べ中である。

デモ行進後、中国当局の治安部隊の取調べが厳しくなり、逮捕者が出ているかどうかは不明である。