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インド人を含む人権活動家、東京で中国に対するデモ

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2020年6月29日

日曜日、渋谷駅近くのハチ公像周辺で、日本人、インド人、台湾人、チベット人など、さまざまな国籍の人権活動家が中国に対するデモを行った。

中国の習近平国家主席の独裁的な政治が、意欲的な世界的リーダーとして相応しくないと世界中から非難されている折、デモは行なわれた。

過去数年以来、非常に野心的な習近平が、武力や数十億ドル相当の一帯一路プロジェクト(BRI 、Belt and Road InitiativeおよびOROB 、One Belt One Road)を用いて、日本、フィリピン、ベトナム、インド、ブータン、南シナ海、東シナ海を含むすべての近隣諸国の領土を拡大または侵略しようとしていることは明らかである。

注目に値するのは、習近平は少数民族の民主制を認めない一方で、1年以上にわたって民主化を求める抗議行動に悩まされている香港で、民主化推進青年活動家の心からの発言を抑えるためにあらゆる手段を尽くしていることである。

1950年代まで、チベットは平和を愛する美しい仏教の国だったが、今では中国の拡張主義に飲み込まれている。一方、台湾など、高度で進歩的な国も、中国からのさまざまな圧力に直面している。台湾がベトナム同様、コロナウィルスの蔓延防止に対する戦略を示した東南アジアの2つの国の1つであったにも拘らず、中国の要請により、世界保健機関(WHO)は台湾の総会への出席を認めなかった。

WHOがコロナウィルスに関して、台湾の保健当局によって提起された早期の警告に注意を払っていれば、コロナウィルスによる世界的な荒廃は大幅に軽減、削減されていたであろう。この状況での習近平によるコロナウィルスへの不正な対処、透明性の欠如に、世界中は眉をひそめた。

全世界が手を取り合って、コロナウィルスと戦っている。コロナウィルスとの戦いでは、多くの国が医薬品やその他の医療機器を補助金付き、または人道的理由で無料提供している。

一方で、多くの国は、検査キットを含む欠陥のある機器を中国が提供していることに不満を持っている。これは、品質管理に関する問題が原因かもしれない。しかし、習近平の指揮下にある人民解放軍(PLA)が、インド・ラダック東部のガルワン渓谷で、いわれのない暴力により拘束されたとして、印中間の合意違反だとインドを非難した。さまざまなメディアの報道や情報に基づくと、この血なまぐさい争いは20人のインド兵と、おそらくそれ以上のPLA兵士が死亡した模様である。正確な数は中国によって意図的に明らかにされていない。

中国のこの卑劣な行為は世界の注目を集めており、中国ではより責任のある民主主義を求める必要性が高まっている。


(翻訳:嘉村)