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インドのチベット議連(チベット支援インド超党派国会議員フォーラム APIPET)ダライ・ラマを招待

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(2004年9月14日 チベットネット(チベット亡命政権公式サイト)

ダラムサラの亡命チベット人代表者議会
(国会)前にて インドのチベット議連代表団

(ダラムサラ)近い将来、ダライ・ラマ法王はインド国会で演説を行うことになるかもしれない。この事実は、「チベット支援インド超党派国会議員フォーラム」(APIPET)(以下、「インドのチベット議連」)のメンバーであるスリ・バシスト・ナラヤン・スィン国会議員が記者会見で明らかにした。「インドのチベット議連」の代表団は、この件でダラムサラを訪れる予定である。

スィン国会議員は、「『インドのチベット議連』は法王にご招待を申しあげ、そして、お受けいただいた」と述べた。場所、日時については未定。ダライ・ラマ法王がどこで演説するか等について、スィン国会議員は、「我々のメンバーはダライ・ラマ法王に国会で演説をして頂くようお願いをする権限は無いが、議事堂別館か、他の開催地で、演説をアレンジすることはできる。デリーには場所が十分にある」と述べるにとどまった。

イタリアのチベット議連代表団

インド独立における過激派の例を引用しながら、スィン国会議員は、「チベット人社会の中にもチベットの将来に関する異なる見方があるかもしれないが、我々はダライ・ラマ法王の指導力には絶対的に支持している。我々は、過去においてもチベット問題をサポートしてきたし、これからもそうだ」と断言した。

「もし、ヴィーナの弦(インドの弦楽器)が強く張り過ぎていれば、切れてしまう。緩め過ぎていれば、メロディーが奏でられない。このように、最善の方法は中道を行くことである」とダライ・ラマ法王の中道政策アプローチの支持者のひとり、スィン国会議員は述べた。インドのチベット議連代表団は9月17日、チベット仏教カギュー派の長カルマパ17世を訪問する。

一方、今日(9月15日)、イタリアのチベット議連代表団がダラムサラを訪れ、ダライ・ラマ法王に謁見した。

「世界の二つの異なる場所から、二つの国会議員の代表団が、同時にダラムサラを訪問するのはこれが初めて」と亡命チベット人代表者議会のメンバーのペンパ・ツェリン。彼は、今回の二つの訪問をコーディネートしているデリーの「チベット議会・政策研究センター」の理事でもある。