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インド、チベット人にホチキス留めビザの発行を検討?

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(2010年8月30日)

中国によるインド将校へのビザ発給拒否、およびパキスタン占領下カシミール(PoK)における中国軍駐留などに神経を尖らせ、懸念を募らせるインド政府は、パキスタンと中国の結託を防ぐ方策を模索している。

中国人民解放軍(PLA)がパキスタン占領下カシミール内のギルギット・バルチスタン地方に駐留しているとの報道を受け、インド側は、カシミール地域の中国人の行動に対する監視を強めている。

加えて、インド諜報機関はパキスタン占領下カシミールにおける中国の動きを偵察している。

さらに、インド政府は、中国がジャンムー・カシミール州の住民に対するホチキス留めビザの発行を継続するのであれば、対抗措置として、チベットおよびパキスタンから中国に譲渡された地域の住民にも同様の措置を取ることも検討している。

現在、インド外務省が検討しているこの提案が実施されるには、安全保障に対する閣議で承認される必要がある。

中国は、最近、(パキスタンとの係争地域であると中国が考えている)ジャンムー・カシミール州を担当するインド軍司令官、 BSジャスワル中将の訪中を拒否した。

また、中国は、ジャンムー・カシミール州の住民に中国入国ビザを発給する際に、直接パスポートにスタンプする代わりに別紙に作成してホチキス留めする措置をとっている。インド政府は抗議したが、中国側は態度を変えていない。


(翻訳:吉田明子)