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アリヤ代表、東京で開催された天安門虐殺記念集会に参加

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2023年6月5日

チベットの旗を掲げている、スーパーサンガの小林代表と共に、聴衆の前で講演をするアリヤ代表 写真:THJ

東京:中国における民主主義を支援する中国人と日本人が、6月4日、東京の文京区民ホールで天安門虐殺34周年の記念集会を開催した。民主中国陣線が集会を開催し、天安門の悲劇の犠牲者全員に敬意を払い、民主主義を求める中国人の奮闘は、今も生きていて活力に満ちていることを世界の人たちに思い起こしてもらう会となった。

民主中国陣線の王戴代表は、参加者と報道陣を歓迎し、集会に出席して運動に対する関心と支援の気持ちを示してくださったことに対して、感謝の意を表しますと述べた。「天安門虐殺を忘れるな」という主題で記念集会は開催された。

中国人人権活動家で、1989年の天安門広場での抗議活動の学生リーダーであった周鋒鎖氏が、アメリカから来日して記念集会に参加した。周氏は天安門の悲劇と、中国共産党の指導者が、抗議する若者たちをどれだけ残酷に殺害したかということについて1時間講演した。自由な国であり、自由に意見を述べ、自由と民主主義について語ることができる日本にいることをうれしく思うと周氏は話した。習近平が国家の安全保障について語ったり、防衛費を増加させているが、それは実際には、彼自身と共産党体制を守るためのことである。

周氏は主催者と日本に、中国の民主化のために自身の命を犠牲にした、中国の若い学生たちの更なる声を伝える機会を設けてくださったことに感謝しますと述べた。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のアリヤ・ツェワン・ギャルポ代表は、主催者が講演する機会をくださったことに感謝しますと話し、チベット人が目標に向かって中国人と団結し、自由と民主主義のために奮闘することについて述べた。チベット人は、共産党の指導者たちが表明しているような反中ではないことについてアリヤ代表は説明し、中道というアプローチの要点や、その提案が中国の憲法の枠組みにいかに当てはまるかという点について述べた。さらに、中国の民主主義のために人生を捧げ、2010年にノーベル平和賞を受賞した、劉暁波氏のような人たちを覚えていることが重要であると付け加えた。

代表に同行した、チベットハウスのスタッフ、ツェラさんが、『チベットはあなたの支援を必要としています』という本を複写したものを参加者に配布した。

ウイグルと南モンゴル、香港、法輪功のメンバーや代表が中国共産党の残虐行為について話し、人権と民主主義、普遍的な価値が中国共産党の指導者によってどのように蝕まれ、侵害されているか語った。さらに、自由と民主主義のための活動の支援を国際社会に訴え、本土と占領地域における抑圧的な政策を止めるよう中国政府に促した。

この集会について多くの報道機関が記事を配信した。集会の最後に記者会見が開かれた。

午前中には、中国民主運動のメンバーと支援者が中国大使館の前で抗議活動を行った。夕刻には、キャンドルライトを灯した祈りの会も新宿公園で開かれ、記念日の重要性を強調し、天安門広場の悲劇を忘れないでほしいと訴えた。

—ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

 

民主中国陣線の王戴代表、写真:THJ

 

民主中国陣線の王戴代表、写真:THJ
民主中国陣線の王戴代表、写真:THJ
民主中国陣線の王戴代表、写真:THJ

 


                                                                                                                                                   (翻訳:t.m.)