1959年3月10日
ダライ・ラマ法王が政治亡命し、庇護の要請を受けるとネールは、インド領域への入国と滞在を許可する次のような電報を送った。
「わが閣僚たちとともに、私はあなた方を歓迎致します。そして、あなた方が、インドに無事到着されましたことをお慶び申し上げます。私たちは、喜んで猊下、ご家族並びに随員団にインド滞留のための必要な便宜をはからいます。猊下を心から尊敬しているインド国民は、猊下に対して敬意の念を捧げます」 |
「ヒンドゥー・チイニイ・バイバイ Hindu Chini Bye Bye (インドと中国は兄弟)」といわれた1954年平和5原則条約締結以来の印中蜜月時代に終わりを告げる。