(2016年11月13日 法王庁)
清風学園で行われていた、ダライ・ラマ法王による3日間の法話会とチッタマニターラ尊の灌頂の儀式が、本日最終日を迎えた。
チッタマニターラ尊灌頂の準備儀式を執り行われるダライ・ラマ法王。
清風学園での法話会最終日、会場となった大師ホール入口で儀式用品を手渡される参加者たち。
冒頭で、伝統的な供物を捧げる清風学園の平岡英信理事長。
ダライ・ラマ法王によるチッタマニターラ尊灌頂で、儀式用の供物を運ぶ僧侶。
灌頂は密教の「頭頂に水を灌ぐ」儀式からきた言葉で、チベット仏教においては仏と縁を結び、修行を深い段階に進めようとする者が資格を得るための重要な儀礼となっている。
清風学園での法話会最終日、チッタマニターラ尊灌頂を授与されるダライ・ラマ法王。
チッタマニターラ尊灌頂の儀式に1,000人を超える参加者が集まった会場の情景。
灌頂ではさまざまな専用の法具や供物が使われる。赤い布や糸、 金剛杵、金剛鈴、孔雀の羽根、バターとツァンパ(はったい粉)を練ってかたどられたトルマ、さらには印などの所作、ひとつひとつが重要な概念やイメージを象徴している。参加者は同じ所作を通じてイメージを共有する。
チッタマニターラ尊灌頂で、儀式用の赤い目隠しをつけて臨む参加者たち。
輪廻転生を繰り返して解脱に至るチベット仏教の考え方に基づけば、灌頂は導師のもとで新たな生を受けるに等しい価値をもつ。この日、〝生まれかわった〟約1,000人の参加者に、法王は穏やかな笑みを向けられた。
清風学園での法話会が終了し、参加者たちにお別れの挨拶をされるダライ・ラマ法王。
チベットの伝統的な掛け軸にサインをされるダライ・ラマ法王。
法話会の運営に携わった日本の僧侶たちとの写真撮影に応じられるダライ・ラマ法王。