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米国政府は新しいチベット問題専門コーディネーターを任命

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(2014年2月21日CTA

 

ワシントンDC – 2014年2月20日: 本日、米国の民間人安全保障・民主主義・人権担当次官にサラ・シーワル博士が任命された。同氏の職務にはチベット問題専門コーディネーターの役割も含まれる。

同ポストへの就任前、シーワル博士はハーバード大学ケネディ行政大学院の公共政策の上級講師を務めていた。同氏にはクリントン政権下で平和維持・人道支援担当の国務副次官補を務めた経験があり、オバマ政権下の国家安全保障・外国政策準備チームの一員でもあった。シーワル博士はハーバード大学のカー(Carr)人権政策センターのセンター長でもあり、ハーバード大学とオックスフォード大学の卒業生であり、ローズ奨学生でもある。

ロブサン・センゲ主席はシーワル博士の次官兼チベット問題専門コーディネーターへの就任を歓迎し、「シーワル博士は人権問題に深い知識と情熱を持つ人物であり、非常に強力な次官そしてチベット問題専門コーディネーターになるだろう。彼女の任命と承認についてケリー国務長官と米国上院に感謝の意を伝えたい。彼女に会って一緒に仕事をすることを楽しみにしている」、と述べた。

シーワル博士は5代目のチベット問題専門コーディネーター。過去にはマリア・オテロ、パウラ・ドブリアンスキー、ジュリア・タフト、グレゴリー・クレイグといった人物がこのポストを務めた。

2002年制定のチベット政策法に規定されるチベット問題専門コーディネーターの責務の枠組みの中で、シーワル次官はダライ・ラマ法王とその代表団と中国政府の間の対話促進に取り組むほか、米国政府によるチベット関連の政策、プログラム、プロジェクトの調整を行う。


(翻訳:吉田 明子)